以前紹介しました雨除けの爪革ですが、

女物の爪革に新サイズが増えました。

これまでの女物の爪革は

下駄の横幅8cmに対応していました。

ヽやさんの下駄の幅に合わせていたわけです。

最近爪革を求めて、

工房へ直接訪ねてくださるお客様も増えたので、

横幅9cm対応の爪革も作ることにしました。

8cmの爪革で幅8〜8.5cmの下駄に対応でき、

9cmの爪革で幅9〜9.5cmの下駄に対応できるかたちです。

さて、今日の午前中はチャンを作っていました。

何に使うかというと糸に擦り込んで糸を丈夫にするための防腐剤です。

靴の底付けでは必須のものですが、

うちの工房では他の革製品でも

手縫い糸にはこのチャンを擦り込んで制作するようにしています。

チャンの作り方はまず固形の松ヤニを煮ます。

松ヤニを煮ると独特な臭いがするので

僕は外でチャン作りしています。

通行人が何してるんやろって表情で歩いていきます(笑)

油と蜜蝋を加えてちょうどいい固さになったら

水の中に入れて急冷します。

あとはチャンをよく練ったらできあがり。

気温が変わるとチャンの固さも変わってしまうので、

季節に応じてチャンを作っています。

この固形の松ヤニ、多賀さんから大量に受け継いだので

僕が引退するまで松ヤニには困りそうにないです(笑)

少し機械の話をしようと思います。

ずっと使っていたミシンと漉き機を、

専門の職人さんに整備してもらうことにしました。

靴学校でメンテナンスはいちおう教わっていたため、

自分でメンテナンスしてきましたが、

ここらで専門家にきっちり調整してもらうべきだなぁと思っていました。

ベテラン職人さんから引き継いだ昔からの機械もあるので、

さらに僕が約10年間使って、どんな状態になっているか心配でした。

専門の職人さんに見てもらえるとやはり安心ですね。

幸いどの機械も状態は悪くなく、

微調整してもらうだけで大丈夫でした。

この機会に漉き機は気になっていたことをいろいろ教えてもらえたし、

ミシンも交換したかったパーツに替えてもらえたので、

まだまだこれからも相棒として頑張ってもらえそうです。

この機会にうちの機械たちを紹介しておこうかと思います。

漉き機はニッピー革漉機で、コバ漉き用に使っています。

集塵機が付いているのでゴミも溜まりにくくて便利です。

薄緑色の腕ミシンがSEIKOの17種(TE-5)で

主に鞄などを縫うときに使います。

灰色の腕ミシンがSEIKOの18種(TF-5)で

主に靴の製甲をするのに使います。

うちは18種は2台ありますけどね、縫うものによって使い分けています。

黒色の平ミシンがSINGERの職業用ミシン(Model 99K)で

主に生地を縫うときに使います。

薄い生地からデニム、薄物の革まで縫える優れものです。

グラインダーは根本製作所の特注品。

これは靴底を削ったり、磨いたりするのに使います。

昔、師匠が特注した型のフレームを根本さんが予備で残していたので、

僕も同じ物を作ってもらえたという思い入れある機械。

というわけで今回はミシンと漉き機をメンテナンスしてもらって大満足。

これからも相棒の機械とともにしっかり作業していきます!

カープは菊池が、西武は秋山が

メジャーリーグへ移籍を目指すことになりました。

昨年に続き大きな戦力ダウンになりますが

ふたりの夢を応援したいと思います。

カープと西武の日本シリーズ対決はいつ叶うのだろうか。

来年もしっかり応援していきますよ。

さて、今年もやります。

毎年恒例のクリスマスフェア。

フェア期間限定で、名刺ケース【Gama】にネームを入れることができます。

クリスマスプレゼントに、

また自分へのご褒美にいかがですか?

 

今年ももうすぐ終わりますね。

冬は寒いので気候に慣れるまで苦手な季節ですが、

年末や年明けの空気感、

けっこう好きなんですよ。

やり残しなく年を終えて、新たに年を迎える準備をしましょうか。

寒くなってきましたね。

京都はちょうど紅葉シーズンです。

ふと「Autumn Leaves」が聴きたくなったので、

今月の一枚はキャノンボール・アダレイの「SOMETHIN' ELSE」です。

これも名盤中の名盤ですね。

契約上の問題で、マイルスに代わって

キャノンボールがリーダーとなって発表された作品です。

「Autumn Leaves」を聴くならこれを聴けと言われるくらい有名な作品ですが、

個人的には「LOVE FOR SALE」や

「DANCING IN THE DARK」も素晴らしいと思います。

マイルスの情感ある音も好きですけど、

キャノンボールのハッピーで包容力のある音もやっぱしいいですね。

最後に収録されている「DANCING IN THE DARK」は
キャノンボールのソロを堪能できます。
来月の一枚もお楽しみに☆

今回紹介する制作はラグビーバッグです。

ラグビーボールを鞄に仕立て直してほしい。

そう依頼を受けたのはちょうど祇園祭が始まる前の

6月末くらいだったと思います。

ラグビーワールドカップの開催で

高校時代に使っていたラグビーボールを思い出して探したそうです。

大事にとってあったそのラグビーボールふたつを

ハンドバッグとショルダーバッグに仕立て直すことになりました。

ひとつはあまり使っていない状態の良いボール、

もうひとつはよく使われたくたびれたボールでした。

高校時代の思い出が詰まったラグビーボールを

この日本でのラグビーワールドカップを機会に

鞄に仕立て直すという内容にとてもやりがいを感じました。

出来上がったのはワールドカップ終了後になりましたけどね(笑)

預かったラグビーボールを仕立て直すのに失敗は許されません。

イメージを実現していくために

最善の方法と作業を

何度も頭の中でシミュレーションしました。

もちろん、開いてみないとわからないこともあるので

想定していたものから、修正作業を繰り返して形にしていきました。

お医者さんがオペの際にいく通りもの方法を

何度もシミュレーションするというのを聞いたことがありますが、

今回の作業はその気持ちが少しだけ分かる気がしました。

ファスナーはスライダーふたつの頭合わせ。

スライダーの引き手には同色の革を使いアクセントに、

名前も刻印しています。

今回の制作はボールを磨くところから始まりました。

とても古いボールだったので、

革の状態を整えてから作業に入る必要がありました。

昔のラグビーボールは革がとてもいいですね。

同じモデルの今のボールとは革の質感が全然違います。

表面に透明感と艶があるので、

磨くとそれぞれのいい風合いが引き出せたと思います。

おもしろいもので、

形にすると古いボールの感じがしませんね。

アンティーク感こそありますが、

もちろん内側も新しい生地で仕上げているからか、

もともと新品のこういう鞄だったようにも感じられます。

紅葉も色づいてきたので、

ラグビーバックを持ってさっそくお出かけしていただけたら

作り手としてなによりうれしいです。


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