令和最初の…木型です。

木型の制作は楽しいけど辛いですね。

もちろん粉まみれになるし、なにより数値と闘いなんですよ。

1ミリがなかなか落ちないときのあのしんどさ…(笑)

でも制作していく中でつじつまが合って、
採寸した数値と骨格に沿った木型ができあがる瞬間は気持ちいいものです。
ようやくできたという安心感の方が強いかな(笑)
仮履きのフィッティングが終わるまでは
まだまだ安心できないですけどね。
とにかく木型ができあがると
一息ついて、次の作業に進めます。

年号が令和になりましたね。

箱財布の修理を受けていたので

平成の最後に合わせて財布を磨いていました。

三年半程使っていただいていた箱財布。

直さなければいけない箇所と、

これからまた長く使っていくために直すべき箇所。

それぞれしっかり修理しておきました。

これでまたしばらく大丈夫だと思います。

革製品も体調と一緒でね、

手遅れになる前にチェックして

直してあげることが大切です。

大掛かりだとバラして縫い直したり、

革製品のオペみたいなものだなぁと思います。

さて、僕が使っている箱財布も同じ色の革で

約4年半使っているので隣に並べてみました。

左側がお客様の財布で右側が僕の財布です。

どちらも違う形で味が出ていますね。

店頭に飾ってあるサンプルも

一緒に並べてみましたが、

やっぱし財布は使って味がでた革の表情がいいですね。

特にこの革は使い込んで、

定期的に磨いてあげることでより風合いがでると思います。

コバも定期的にメンテナンスしてあげると丈夫に保てます。

最後に金色のコハゼ。

これはコハゼ屋さんからいただいたものです。

金色のコハゼを財布にいれておくと金運があがるそうです。

やはり革製品は定期的にメンテナンスしてこそ

長く、味わいを持って使えます。

大切に手入れして、よい風合いに育てあげてくださいね。

4月もあとすこし、もうすぐGWですね。

まあ、GWといっても作業してるんですけどね(笑)

お祭りでの演奏や友人との予定も入っているので、

すこし息抜きしようと思っています。

さて、今月の一枚はジョン・コルトレーンの「Ballads」です。

ベタすぎる作品ですけどね。

コルトレーンと言えば難解な音楽の印象があるかもしれないですけど、

この作品はとても聴きやすいですよ。

個人的には熱く激しいコルトレーンが好きですが、

この「Ballads」、たまに聴きたくなるんですよ。

今日は「SAY IT」が聴きたい気分だったので。

情感たっぷりなコルトレーンの音が染みわたります。

やっぱし伝わってくる音って好きですね。

コルトレーンの作品で最も売れた一枚じゃないですかね?

インパルスレコードにとって

商業的に成功するために作られた一枚とも言われています。

実際、コルトレーンの演奏するスローバラードはとてもきれいで、

多くの人に受け入れられる作品だと思います。

ベタすぎるけど…実はけっこう好きな作品です(笑)

来月の一枚もお楽しみに☆

今回の特注品はオーダーメイドの靴です。

デザインは京都靴八景の夏の靴、

「羽織」を選んでいただきました。

当工房のホームページを見て、

この羽織のデザインをお求めいただけたということで

とてもうれしく思います。

既製品の靴だと

小指の付根と外くるぶしが当たりやすいということで

お客様の骨格を反映し、

木型を制作していきました。

色の組み合わせによっても靴の印象は変わるものです。

今回は黒色の革に、

少し模様の入った黒の真田紐を選ぶことでアクセントを加え、

全体的にはシックな装いにまとめました。

底は革底を前半張りに、

踵をビブラムの化粧にしました。

スリッポン(紐無しタイプの短靴の総称)の場合、

軽くて屈曲性の高い革底の仕様が歩きやすいので、

革底に一枚分だけビブラム製のゴムを張り滑り止めにしています。

桜の季節なので、

今回の撮影は京都市内を移動して桜を中心に撮ってきました。

お客様は京都出身で、

お仕事では日本各地、いろいろなところを回られるそうですが、

やはり京都がお好きだということです。

生まれ育った場所っていうのは特別な思い入れがあるものですよね。

京都で過ごす時間を、

この靴とともに歩んでいただけたらうれしく思います。

長年通っていた喫茶店が3月末をもって閉店しました。

工房を立ち上げてから約9年間、

ひと時の休息の場として愛用し、

また自営業の先輩としても慕っていた喫茶店でした。

喫茶店に置いてある漫画を読みながら、

オーナーさんセレクトの音楽を聴く時間が好きでした。

いまや大のお気に入りバンドとなった「ケバブジョンソン」を知ったのも、

オーナーさんが流していたのがきっかけでした。

いろんな音楽を教えてくれた先輩でもありました。

特に愛読していた漫画は「BLUE GIANT」。

ジャズ好きの僕にはたまらない熱量のある漫画で、

この漫画を読んで気持ちを熱くして、

鴨川へ笛を吹きに行くこともよくありました。

思い出がいっぱい詰まった「BLUE GIANT」、

喫茶店が閉店したあと、オーナーさんから譲り受けました。

引き継いだ「BLUE GIANT」、工房の応接室に飾りましたよ。

写真のブックラックは2年前、別の喫茶店のオーナーさんから引き継いだもので

いまも応接室で使っています。

スポーツバーにダイニングバー、そして喫茶店に…

通っていた居心地のいい場所がまたひとつとなくなってしまうのは

やはりさみしいものです。

同じ環境がずっと続くわけではないから、

そのとき過ごした時間を大切に

記憶にとどめておきたいと思います。

というわけで工房へ仲間入りした「BLUE GIANT」、

どうぞよろしくお願いします!


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