- 2015.08.06 Thursday
『京都靴景』〜Kyoto Shoe Scape〜について その一
盆の個展に向けて、展示内容などを三回に分けて、
少しずつ話していこうと思います。
まずは展示会概要について。
なぜこの個展をするに至ったのか、
その動機について話します。
【第一回】
■『京都靴景』〜Kyoto Shoe Scape〜 について
今回は個展のタイトルである『京都靴景』〜Kyoto Shoe Scape〜について説明してみようと思います。タイトルにもある通り、『京都靴景』がテーマとなっています。では、『京都靴景』とはどういう意味なのか?簡単に言うと京都の靴の景色です。京都には様々な景色があります。一年を通じて沢山の行事があって、四季の移ろいと共に京都の景色を彩ります。京都の一年の「こよみ」を靴で表現するということが今回の個展のテーマです。私は京都に住んでおり、京都で靴を作っています。年始から年末まで本当にいろんな行事があります。四季もすごく豊かで、普段に生活しているだけでもその変化をよく感じることができます。春の桜は素晴らしく美しいし、燃えるような紅葉に包まれる秋はやっぱりいいものですよ。祇園祭や五山の送り火はいつも京都の夏を実感させてくれます。氏神様のお祭りには鯖寿司を、祇園祭には鱧料理、正月には花びら餅を食べたり、行事ごとにあわせて食べるものもたくさんあります。次から次へと行事ごとがやってきて、一年を過ごすのにとても刺激のある地域です。そんな京都の一年を通じて、行事ごとや季節に応じて履く靴があってもよいのではないかと思い、「京都靴景」を制作するに至りました。「京都の一年を過ごす、季節ごとの靴」、つまり「京都の季節の靴」を創ります。
コメントありがとうございます。『京都靴景』、開催日まで近づいて来ておりますので、最後の追い込みを頑張りますね。当日のご来場を楽しみにしております。