【釣狐】の披きにおけるお返しの記念として

特注品の扇箱をご依頼いただきました。

【釣狐】は狂言においてとても大きな演目です。

「猿に始まり、狐に終わる」といいますが、

狂言師にとって【釣狐】は卒業論文ともいわれる演目だそうです。

その記念すべき御披きに関わらせていただいたことを

とても光栄に思います。

御披きには扇を制作することが多いそうですが、

扇箱を革で制作できないかとご相談いただきました。

二本の扇を収納できて、間仕切りのある扇箱。

形こそシンプルではありますが、

細かい仕様にこだわりが詰まっています。

Shoe Scapeのロゴと、

記念すべき【釣狐】の披きの日程を刻印しています。

のし紙で名前が出てしまっているのでお話しますが、

今回ご依頼いただきました島田さんとはもう長い付き合いになります。

仲良しなので、島田様ではなく

いつも呼んでいる通り、

島田さんで書かせていただきますね。

独立当初、靴のオーダーをくださったのも島田さんでした。

狂言を観るきっかけとなったのも島田さん。

その後フットサルをしたり卓球したり、

とにかくよく飲み、よく笑い、

おかげで賑やかな思い出をいただいてきました。

扇箱を納品したのも馴染みのお店で飲みながら。

3月10日の【釣狐】、もちろん観てきましたよ。

この日に懸けてきた思いを感じることができる熱演だったと思います。

島田さん、【釣狐】の披き、おめでとうございます。

これからも狂言師として、僕らに「笑い」を届けてくださいね。

新たな材料で箱財布のオーダーをいただきました。

昨年、イタリアンレストランのメニューブックを制作したときに使った革です。

この革はイタリアの革で、発色がとてもイタリアらしくていいですね。

青緑に近い色合いで、革の表面がうっすらと起毛されています。

品がありながらもカジュアルさを感じるので

個人的には女性の方に特におすすめの革ですかね。

油分を含んでいる革なので、使うごとにこすれて艶が出てくるので

経年変化も楽しめる革です。

数年後、どんな表情になっているか楽しみです☆

作る側としては

ヌバックは接着材のはみ出しも許されないので、

なかなかに作業に緊張感があって大変です(笑)

箱財布について詳しくはこちらから

最近は修理も多いので、

いくつか修理例を載せておきますね。

当工房の鞄ではないので、

いつも自分がやっている造りとは違ったりするんですよね。

どんな造りでやっているのか、

しっかり見極めながら

適切な処置を考えて解体していく。

緊張感はありますが、

修理をやってるおかげで

いろいろな治し方が身についていくように思います。

 

■鞄のファスナー交換とパイピング(淵の丸い部分)交換

破れていたパイピングを新しい革で巻き直し、

ファスナーもプラスチックのものから

金属ファスナーに交換しました。

革も栄養を入れ直すといい具合の表情に戻りました。

 

■鞄の持ち手補修

持ち手のコバ(断面の端の部分)が剥がれてしまっていたので、

コバを固め直してから、革のカバーを縫い付けました。

革のカバーが補強とともに、

ちょっとしたアクセントにもなります。

 

■リュックの付根補修と側部裂け補修

これは修理前の写真を取り忘れていたので

分かりにくいかもしれませんが…。

写真撮らずにさっさと直してしまいたくなるもので。。

リュックのベルトの付根が抜けてしまっていたものの縫い直しと、

側部が裂けて穴があいていたので、

少し内側を縫って補修しました。

鞄や革自体の状態によって、

直せるもの、直して使うすべきものかは判断が変わってきますが、

革製品でのお悩みがありましたら

気軽にご相談くださいね。

僕には師匠がふたりいます。

東京を離れて、もう時が流れましたが、

正月には必ずふたりの師匠に電話で新年の挨拶をするし、

僕にとってはいまも大切なふたりの師匠です。

そのうちの一人の師匠、多賀さんから電話がかかってきました。

10月28日、南座のお披露目のお練りを観に行ってたとき、

お練りがちょうど始まるかというときでした(笑)

おお、またすごいタイミングやなぁ(笑)

と思いながら急いで電話に出ると、

製甲(靴の甲を覆う部分の縫製)をやってほしいということでした。

靴作りは分業制が主流で、主に

木型を作る職人、型紙を裁つ職人、製甲職人、底付け職人に分類されます。

多賀さんは底付け職人だったので製甲は製甲職人に依頼していました。

当時、僕は多賀さんから底付けを教わっていて、

頼まれて製甲をしたりしていました。

もう十年以上前になるけど、多賀さんが引退する最後の靴の製甲をやって以来、

久しぶりに多賀さんから製甲の依頼がきました。

もう引退してはるんですけどね、やはり根っからの職人ですから

たまに作りたくなるそうです。

今自分が作っている靴とは型紙も製甲の仕様も違うところがあるので、

ああ、前やったときの型やなぁとか当時を思い返しながら、

なにやら懐かしい気持ちで作業していました。

つい最近、

「届いたよ、製甲、いいんじゃないの。」

って電話がかかってきてほっとしました。

東京行ったときに、底付けされた靴を観るのが楽しみです。

あ、始まるまでに電話終って、南座のお練り、ちゃんと観れましたよ☆
豪華なお練りを観れて、いい記念になりました。

市松模様の鼻緒です。

今回は青と黄の市松模様でのご依頼でした。

これがどんな土台に挿げられるのか楽しみです☆

そのうち「ヽや」さんに並んでいると思うので

お求めの方はぜひ「ヽや」さんへ!


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