本日、1月18日をもって

無事十周年を迎えることができました。

2010年のちょうどこの日に

開業届けを出しに行ったことを思い出します。

いま思えばよく10年続けられたなぁと思います。

オーダーメイドの靴工房としてShoe Scapeを立ち上げましたが、

関西の土地柄なのか、

「靴はもちろん革のものならなんでもできないか」と

靴以外のいろいろな革製品も依頼されるようになりました。

依頼に応えているうちに革製品を作る上で

多くの引き出しが増えたと思います。

滅多に経験できないような

特殊な革製品を作る機会もいただきました。

依頼をしたいと思ってくれた方々のおかげで

10年続けられたと思っています。

複雑な制作をこなすごとに

また複雑な依頼が来るので

けっこうしんどいところもありますけどね(笑)

楽しんで乗り越えていこうと思います。

それから、ずっと見守り応援してくれている

師匠や先輩方、仲間や家族のおかげでもあります。

感謝の意味も込めて、

そんな十周年という節目に、
展示会をやろうと思っています!
今年のいつになるかは、
会場の予定とともにこれから相談して決めていきますので、
また決定次第報告していきますね。
みなさま十年間ありがとうございました。
これからも頑張っていきますので
どうぞよろしくお願いいたします。

新年明けましておめでとうございます。

さて、毎年恒例の「今年の一枚」です。

年明け早々、どんな一枚に出会えるか、

おみくじ感覚で京都のレコード屋を巡ります。

今年は例年に無いくらい不作でした。

これだという一枚になかなか出会えず、

結局4軒回り、

今年もブルースでいくことにしました。

昨年から少しずつブルースレコードを集めていこうと思っています。

というわけで、今年はこの2枚、

アルバート・キングとリトル・ミルトンの「Chronicle」と

ロバート・クレイの「BAD INFLUENCE」です。

アルバートのギターはいいですね。

音が感情にあふれている。

シンプルな音使いで

あれだけ気持ちを表現できたら気持ちいいだろうなぁ。

ジミヘンもアルバートに影響を受けていたみたいなので、

ジミの音が好きな僕にとって

アルバートの音が響くのは当然のことか(笑)

リトル・ミルトンの歌声はすごいですね。

ダイナミックでソウルフルな歌声が心地いい。

昔、ジャズで「声が最高の楽器」と言われたそうですが、

リトル・ミルトンの声を聴いているとうなずけるように思います。

このふたりの音源が一枚で聴けるなんて贅沢な作品です。

ロバート・クレイの歌声もいいですね。

無理なくスッと出ているような癖のない声で、

バンドの音ときれいにまとまっている。

ブルースの作品なのですが、

ソウルやファンクの要素も感じるロックと言ったらいいのかな?

聴いていてとても気持ちのよい作品だと思います。

結局選んできた二枚のレコードは当たりでしたね。

三者三様、それぞれの良さを感じられる時間になりました。

さて、2020年、今年の一枚でした。

今年もお気に入りのレコードを用意して、

工房でお待ちしていますね。

2020年もどうぞよろしくお願い致します。

 

Shoe Scape 萩原

今年もあとわずかですね。

少し前にやった修理を紹介しておきますね。

Monthly Shoe Scapeは今年の2月で終わりましたけど

修理はいつでも受けていますので

靴でも鞄でも、なんでも気軽にご相談ください。

さて、ダナーの底交換と甲革の傷補修です。

写真は甲革の傷補修前と補修後。

土台と甲革が劣化しすぎていなければ

修理してまだまだ履けるので、

思い入れのある靴は修理して使ってあげてくださいね。

今月の一枚はエリック・ドルフィーの「VINTAGE DOLPHY」です。

梅田のユニオンで見かけたときに

あまり馴染みのないジャケットやなぁと思ったら

1962年から63年にかけての活動を記録したドルフィーの未発表演奏集でした。

SIDE-1の3曲はドルフィー・カルテットの音源で、

SIDE-2はオーケストラUSAでのドルフィーの音源です。

オーケストラUSAはジョン・ルイスがガンサー・シュラーと共に組織し、

ジャズとクラシックの融合を目指した演奏団体で、

1962年から1965年まで活動していたそうです。

オーケストラの中でもドルフィーらしさは感じられましたが、

個人的にはSIDE-1のカルテットでジャズやってるドルフィーが好きかな。

「ODE TO CHARLIE PARKER」

でのフルートは小鳥のさえずりのように美しいし、

「IRON MAN」

でのアルトは自由奔放できれまくっている。

来月はもう2020年、一月ですね。

一月といえば毎年、

今月の一枚に選んでいるアーティストが予想できますが

さて来年はどうでしょうか?(笑)

というわけで来月の一枚もお楽しみに☆

以前紹介しました雨除けの爪革ですが、

女物の爪革に新サイズが増えました。

これまでの女物の爪革は

下駄の横幅8cmに対応していました。

ヽやさんの下駄の幅に合わせていたわけです。

最近爪革を求めて、

工房へ直接訪ねてくださるお客様も増えたので、

横幅9cm対応の爪革も作ることにしました。

8cmの爪革で幅8〜8.5cmの下駄に対応でき、

9cmの爪革で幅9〜9.5cmの下駄に対応できるかたちです。

さて、今日の午前中はチャンを作っていました。

何に使うかというと糸に擦り込んで糸を丈夫にするための防腐剤です。

靴の底付けでは必須のものですが、

うちの工房では他の革製品でも

手縫い糸にはこのチャンを擦り込んで制作するようにしています。

チャンの作り方はまず固形の松ヤニを煮ます。

松ヤニを煮ると独特な臭いがするので

僕は外でチャン作りしています。

通行人が何してるんやろって表情で歩いていきます(笑)

油と蜜蝋を加えてちょうどいい固さになったら

水の中に入れて急冷します。

あとはチャンをよく練ったらできあがり。

気温が変わるとチャンの固さも変わってしまうので、

季節に応じてチャンを作っています。

この固形の松ヤニ、多賀さんから大量に受け継いだので

僕が引退するまで松ヤニには困りそうにないです(笑)

少し機械の話をしようと思います。

ずっと使っていたミシンと漉き機を、

専門の職人さんに整備してもらうことにしました。

靴学校でメンテナンスはいちおう教わっていたため、

自分でメンテナンスしてきましたが、

ここらで専門家にきっちり調整してもらうべきだなぁと思っていました。

ベテラン職人さんから引き継いだ昔からの機械もあるので、

さらに僕が約10年間使って、どんな状態になっているか心配でした。

専門の職人さんに見てもらえるとやはり安心ですね。

幸いどの機械も状態は悪くなく、

微調整してもらうだけで大丈夫でした。

この機会に漉き機は気になっていたことをいろいろ教えてもらえたし、

ミシンも交換したかったパーツに替えてもらえたので、

まだまだこれからも相棒として頑張ってもらえそうです。

この機会にうちの機械たちを紹介しておこうかと思います。

漉き機はニッピー革漉機で、コバ漉き用に使っています。

集塵機が付いているのでゴミも溜まりにくくて便利です。

薄緑色の腕ミシンがSEIKOの17種(TE-5)で

主に鞄などを縫うときに使います。

灰色の腕ミシンがSEIKOの18種(TF-5)で

主に靴の製甲をするのに使います。

うちは18種は2台ありますけどね、縫うものによって使い分けています。

黒色の平ミシンがSINGERの職業用ミシン(Model 99K)で

主に生地を縫うときに使います。

薄い生地からデニム、薄物の革まで縫える優れものです。

グラインダーは根本製作所の特注品。

これは靴底を削ったり、磨いたりするのに使います。

昔、師匠が特注した型のフレームを根本さんが予備で残していたので、

僕も同じ物を作ってもらえたという思い入れある機械。

というわけで今回はミシンと漉き機をメンテナンスしてもらって大満足。

これからも相棒の機械とともにしっかり作業していきます!


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